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カーボンオフセット

雨風よう降ります。
アメリカの原油相場は上昇するばかり、
いろいろなもので影響を受けるので
まだ当分は続きそうですね。
そんな中、ロシアの原油生産量も落ちたそうです。

そう遠くない将来、石油もレアものになっていくんでしょうね。

[カーボンオフセット]ってご存知ですか?
この定義は米国のNPO団体によると
「ある行動とは別の活動によって、
ある行動の排出量と同量の
二酸化炭素発生量を減らすこと」

ちょっと、ややこしや~!

例えば、
車を走らせたら別の活動として木を植えて
二酸化炭素の吸収をする

ただ、この活動を自分だけですることは難しいので
自分はお金を払い、二酸化炭素を吸収する行為は
誰かに代行してもらうこと。

以前NHKで坂本龍一さんがこのことを話していた。
米国から日本に飛行機で行き来するときに
乗客は二酸化炭素を排出している。
だから、その排出量分のお金を払っているそうだ。

航空会社では、ブリティッシュ・エアウェイズや
シカンジナビア航空は実施している。
例えば、東京からロンドン・ヒースロー空港までの往復は
1万1905.6マイルで乗客1人当たり2.17トンのCO2排出
現在、CO21トン当たり15.72ドルを払えば、
どこか別のところで削減され、結果的に
CO2の排出なしに飛行機に乗ったことになる。


CO2の吸収といっても間接的なものもある。
例えば、風力発電や太陽光発電。
これらは製造や設置時にはエネルギーが必要だが、
完成してしまえばCO2の発生なしに発電をしてくれる。
この電力をエネルギーに換算し、さらにCO2の排出量に変換し
各種の返還を経て最終的に金額に変換する。
その金額を払うことで風車や太陽光が発生したエネルギーで
車や飛行機に乗ったことにするという考え方。

ということは、
太陽光発電所さんは、発電した電力を車などで排出したCO2の排出に
当てればカーボンオフセットしたことになると思いますが
いかがでしょう?

さらに、もう少し前向きに考えれば
(かなり思い込みが入っていますが。。。)
例えば、お日様発電所の近所でまだ設置されていない家は
その家のCO2排出量の一部をお日様発電所の電気を
もらうこと(余剰電力で使っているはず)で
その電力量相当分の金額を発電所に支払ってあげれば
カーボンオフセットになるという具合です。


どうですかねこの考え!
お日様発電をつけたくても付けられない家もありますし、
お日様発電所へは売電以外に収入になるわけですから
償却も今よりずっと早くなります。
償却が速くなれば、投資対象として考えやすいので
ヨーロッパ同様投資目的でお日様発電所の設置が進むと思います。

二酸化炭素の排出量取引が始まりますが、
このアイデアはもっとミクロな個人レベルのものです。
国や企業だけでなく、
国民一人一人で排出量のやり取りされる時代になるかもしれませんね。
by dandaneco | 2008-04-18 23:34

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