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2009年までに太陽光発電を設置いただいたお客様へ

東京オリンピック開催まであと1年となった2019年は、
太陽光発電を設置された方にとっては意味のある年になります。
1994年から設置が始まった、
住宅用太陽光発電
地球温暖化など環境問題や
将来枯渇が予想される石油代替エネルギー対策のひとつとして
自然エネルギーなど環境負荷の少ない再生可能エネルギーの普及が
全世界的に議論され実施されてきました。

わが国では、普及のためのひとつの手段として
住宅に太陽電池パネルを並べ、発電した電気を家庭内で使用し、
余った電気を電力会社へ流して売るという
協力を託された電力会社にすれば、とんでもない制度が始まりました。

環境に負荷を与えないエネルギーは、
未来の人類にとっては避けて通れない問題になりました。

ただし、当時の太陽電池はコストが高く、
一般家庭に普及させるためには、コストを下げる必要があり、
そのために、これまた異例だった、
国の税金を、自治体や企業ではなく、一個人に補助金として支給し、
多額な設置費用の一部を手助けする制度が始まり、
あわせて、余った電気を電力会社が買い取るという電気事業法も改正され
一般家庭でも電気を作れ、余れば買っている電気と同額で売れるという事業がスタートしました。

そして、普及を促すために
2009年、欧州で始められ実績があった
売電単価を高くして、システムの設置費用の回収が期待できる制度として
「固定買取り制度」FIT がスタートしました。

この制度では、2009年までに設置された住宅用太陽光発電の余剰電力を
電力会社から買う電気代単価より高く10年間固定で売電できるという制度です。
同時に、高価買取りするための財源として、電気使用者から新たに徴収されました。

このような経緯から、
2009年までに住宅に太陽光発電を設置された方は
ことし11月で固定買取り期間が終了し、電力会社は買い取り義務がなくなります。

システムは問題なく発電を続けているのに、11月以降はどうなるのか?
その方法は次の通りです

1.電力会社へは電気を流さず、発電した電気はすべて家庭内で消費する
2.新たに電気を買い取ってくれる企業へ電気を売る

どちらかを、設置されているお客様が選択できます

普及が加速している電気自動車や、夜に使うために蓄電池に充電するか?
売電価格は安くなっても、環境負荷の少ない太陽光で作った電気を売るのか?

電気の買取り企業は、これからぞくぞく発表されることでしょうし、
中国電力さんも、詳細は4月以降発表されますが、基本的に買取りされます。
買い取り企業も、単に買い取り金額だけでなく、
ほかのサービスを含めた提案されることでしょうから、
内容を検討して、お客様にとって役に立つ企業を選択できます。

これからも、ホームエネルギー関係の情報は
随時お届けします

なにか、ご質問があればご連絡くださいね


あっ、ついでに、
古くなった発電設備を撤去したいとお考えなら、
ぜひ、費用だけではなく、
撤去業者がどのような処分をする企業なのか調べてください。

太陽光発電には、貴重な重金属や、悪影響を起こす鉛などが含まれます。
リユース・リサイクルを充分できる処分業者を選んでください。
撤去されたものが、知らないあいだに環境に悪影響を与えると考えると
気持ちのいいものではないですから、、、。




by dandaneco | 2019-03-10 11:59

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