2009年 07月 29日
太陽光発電のちょこっと知識
太平洋高気圧に聞いてみよう!
本日は太陽光発電のちょこっと知識
「家の向きと屋根の傾斜で発電量は変わる」
太陽電池はほとんどの場合屋根に設置します。
その屋根の方位や傾斜によって発電量が変わってきます。
太陽光発電は太陽の光(紫外線)を浴びて発電をします。
発電をするのが太陽電池で、そこに太陽の光が十分にあたっていればいるほど発電します。
じゃあ、太陽の光があたっていればそれでいいのか?
いえ、やはり最もいい位置があります。
小さい頃、虫眼鏡で太陽光を集めて紙を燃やしたことがあるでしょ?
この時、太陽と虫めがねと紙が一直線上にあります。
その紙に垂直に光が当たると最も早く火が付きます。
発電量を増やすにはこの紙と同様、太陽光を垂直に受けることがBEST
ならば、屋根の上の太陽電池が常に太陽に対して垂直であればいいわけです!
が、・・・・・・・
できっこないですよね(笑)
太陽の高さは季節によって変わります。
夏至が最も高くて、冬至の時は最も太陽が低い時期です。
朝東の空から太陽が見え、西の空へ沈んでいく
普通の家は太陽と一緒に動きませんし、屋根の角度も季節によって変わりません。
(追尾方式というのもありますが住宅の屋根ではありません)
じゃあ、家の方位と屋根の角度で発電量がどれほど違うのか?
方位は真南がBEST
で、屋根の角度が30度真南を100%とした場合、
90度振った真東・真西では82.8%
45度振った南東・南西では95.1%
(京セラ資料より)
真南に屋根の向いた家はほとんどありません。
ほとんどの場合、どちらかに振っています。
でも、南東や南西程度なら約5%ですからそんなに影響はないですね。
皆さんの家の屋根はどっちに向いていますか?
「うーん、うちはどっちが南?」
こんな方はおられないでしょうね(笑)
次回、もう少しこの話をしますね。
by dandaneco
| 2009-07-29 09:57